バードハウスの作り方 4
← INDEX
NEXT →

18cm幅の木材で居住面積を増やす方法として考えられたのが、飛騨高山型バードハウスです。高さは18cmですがフロアの長さを24cmにとっていますのでゆったりとしています。居住面積が広いと産卵率が高くなるいう説がありますが、確かにこの広い面積で13羽の雛鳥の誕生を確認しています。出入り口は出来るだけ高い位置が良い。巣立ちの時期になると元気な雛が出入り口から顔を覗かせますが、勢い余って転落する雛鳥が出てくるからです。

《切断》
@ 18cm×24cmに2枚板を切断し、2枚重ねて、釘でとめます。
A スケールモデルで正面、背面を重ねた板に線引きします。
B スケールモデルをノコギリの刃にあて、傾斜定規で切断角度を決定します。2枚同時に切断します。
C 切断された正面、背面の釘を抜きます。
D マルノコ盤のコンセントを抜き、安全を確認の上、安全ガイドを取り外します。マルノコの刃をモデルのスケールにあわせます。

《樹木に取り付ける》
@ 正面から中を覗くと背面に穴が見えます。
A 太い1m位の針金の中央で折り曲げ、2cmぐらいの円をつくり、針金を背面の穴にとおす。
B 2cmの円があるので、針金は外部にでない。この針金を樹木に軽く結ぶ。樹木は生長が早いので、毎年清掃をするときに結びなおす。そのままにしておくと、樹木に食い込み樹木をいためる。
飛騨高山型バードハウスを作成するときは、事前にボール紙などでスケールモデルを作っておくと、切断作業をするときに便利です。鋭角切断は、難しい作業ですので、特に屋根を鋭角にしたい場合には、モデルのスケール定規を用意しておくと便利です。このプランでは底部の長さを24cmにしていますが、18cmぐらいでもかなり広い空間になります。底辺の大きさは14cm以上であれば何センチでも結構です。

@           A            B

E 今回は、刃の斜角度の調整がうまく設定出来ないため、予め傾斜角度を底部板に書き込み、目視調整のうえ切断しました。 上記がうまくいかない場合は、切り出しナイフ、カンナ等で斜角をつけても結構です。

参考:屋根を鋭角に仕上げるためには、Eの方法で切断しますが、底部(60度)と比べ鋭角(30度)なので切断するのには、経験が必要です。

@             A           B

使われないバードハウス

《組み立て》
@ 底部に背面をとめる。底部は清掃の時、取り外しをするため、モクネジを使用する。
A 前面を底部にモクネジで取り付ける。なお前面には出入り口、背面には樹木に取り付けるための針金を通す穴を空けて置く。次に梁を取り付ける。
B屋根Aを取り付ける。
C屋根Bを取り付け、合わせ目をシリコン、粘土などでふさぐ
D屋根の上に飾り板をとりつける。

庭にバードハウスを架けたが、野鳥が使ってくれないと嘆きの言葉をしばしば耳にします。これにはやはり原因があります。一つは安全性です。猫、ヘビ、カラスなどの怖さを野鳥たちは良く知っています。私は、動物が好きです。猫は勿論、ヘビ、カラスにも親近感をもっています。然し、これらに対する対策をたて、野鳥たちに『この家は安全である。何時でも美味しい食べ物がある。何時でも清潔な水で体を清めることが出来る。』と教えてやることが最も大事です。バードハウスは、産卵の場所だけでなく、台風を避け、寒さを凌ぐ場所でもあります。だからこそ、安全が大事なのです。

C          D             E



@            A          B         C            D

かって、わが庭は、近隣の猫たちの狩猟場でした。猫たちは何処からともなく侵入し、餌を食べる野鳥たちを襲撃していました。私は、猫が侵入しずらいように、周りの塀に、目立たぬように、有刺鉄線を張り巡らしました。寒冷気の餌不足の時期、バードフィーダーを設け、また、夏は勿論、1年中、水が流れるバードバスを用意しています。近隣の猫たちは、野鳥狩りにゲームとしての楽しみを覚えてしまったのです。我が家のバードフィーダー、バスは彼らの格好の狩場だったのです。猫に襲われないバードフィーダー、バードバスが必要なのです。

窓の前2メートルの山茶花に架けられた、5年前に作った、このバードハウスでは、毎年17,8羽の雛鳥が誕生します。最初は3,4月次ぎは5,6月、2度バードハウスが使用されます

飛騨高山型バードハウス