バードハウスの作り方 3
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バードハウスの大きさは・・・・・

私の少年時代、巣箱を作る材料は、専らミカンとリンゴの空き箱でした。当時、正月には長方形の箱に入ったミカン、リンゴを購入しました。短辺部分の板は、厚くて、比較的面積も大きいので、正面、背面、屋根に使用されました。ですから、比較的自由に、材料によって大きさをきめていました。

内部空間が大きすぎると、運ばれる営巣材料が多いので、野鳥は途中で営巣を放棄すると言われていますが、シジュウカラなどは郵便受けのような大きな内部空間に営巣するのですから必ずしもそうではないような気が致します。林野庁の巣箱の指針では14cm×14cmが巣箱の底部の基準となっていますが、もう少し大きくても良いと思います。巣立つ時の雛鳥たちは親鳥たちと同じぐらいの大きさです。14cm×14cmの空間に親鳥と同じ大きさの雛鳥たちが7,8羽生活するのですから、狭いのではないかと思います。


E           F        G             H         I

@           A          B          C         D

J          K              L          M

この資料は内田清之介博士と共に日本で始めて盛岡高等農林学校演習林に巣箱を懸架した林野庁葛精一調査官の監修のもと自然教育園が編集、都道府県の林務関係部課に『巣箱と野鳥』(指導資料)として配布されたものです。(岡山県総合文化センター 郷土資料室所蔵)             

巣箱の大きさの標準                 林野庁  1957

鳥の種類 巣箱の高さ 巣箱の幅 巣箱の奥行き 出入り口高さ 穴の直径
シジュウカラとその仲間 20−23cm 12-14cm 12-14cm 15cm内外 2.8-3cm
ムクドリ、コムクドリ 28−40cm 15-17cm 15-17cm 18-22cm 4−6cm
キツツキ類  コゲラ 28−30cm 洞穴の 11cm内外 15cm内外 3cm内外
・・・・・・・・・・・アカゲラ 33−35cm 最も太い 13cm内外 23cm内外 4cm内外
・・・・・・・・・・・アオゲラ 37−40cm 所の 17cm内外 30cm内外 5cm内外
・・・・・・・・・・・ヤマゲラ 37−40cm 直径 17cm内外 30cm内外 5cm内外
・オシドリ、アオバズク 145−55cm 20−30cm 20−30cm 25−30cm 9−10cm

B切断ラインとマルノコの刃の位置を合わせ、C傾斜定規を移動しながら切断します。
D傾斜定規のない場合は、水平定規に対して45度になる定規を自分で作り、水平定規を移動し切断します。
E側壁Aを25.5cmに切断します。F平行定規と刃の間に挟み寸法を取ります。G切断します。
H側壁の幅を12cmに切断します。I屋根Aを17.5cmに切断します。J屋根Aに板を挟み込み屋根Bの幅を決め、切断します。K正面上出入り口を下から25cmの位置に穴を空けます。L下出入り口を下から13.5cmの位置に穴を開けます。M2箇所の出入り口ができました

私の作ったしたバードハウスに入ってくれるのは、シジュウカラ、ヤマガラが主でした。シジュウカラはスズメと同じように都会で生活していますし、都会でも郊外に行けば、ヤマガラを見ることができます。ですから、我々の作るバードハウスを主に利用してくれるのは、『シジュウカラとその仲間たち』です。『シジュウカラとその仲間たち』のバードハウスは、理想的には、もう少し大きな空間にしたいものです。然し、現実にバードハウスを製作するときには、購入する木材の幅によって決まってしまいます。そして偶然ですが、林野庁の指針どおりのバードハウスが出来上がってしまいます。

2階床は下から14cmぐらいの位置。正面右側の側壁は清掃のため木ネジでとめて下さい。

比較的、利用率が高いのは二階建てのバードハウス、残念ながら、二室が同時に利用されることはほどんとありません。
@長い木材をマルノコ盤で切断するためには、材木の支えが必要です。運搬の利便も考えれば、DIYセンターで、事前に計画した寸法で、半分ぐらいに切断した方が良いと思います。最初に正面、背面に使用する板を35cmに切断します。
A屋根を取り付ける正面の壁を90度に傾斜をつけます。慣れれば、上部の中央にマークをつけ傾斜定規で切断できますが、最初は切断ラインをつけます。

二階建てのバードハウスを作る・・・・・・・・

朝倉摂さんのバードハウス